野田市のたいよう接骨院・たいよう鍼灸院では怪我や交通事故治療が受けられます

• 2017年06月25日
• カテゴリー：東洋医学 症例報告

症例報告　テニス肘

野田市は卓球・バドミントン・ゴルフとスポーツが盛んです。
繰り返す刺激で短橈側手根伸筋、およびその腱での炎症が発生します。
一般的には上記の筋腱がメインとなりますが、臨床では長橈側手根伸筋とその腱、尺側手根伸筋とその腱にも発生することがあります（もちろん複合損傷という場合もあります）。
また、各筋肉の付着部である上腕骨外側上顆部での炎症というパターンもあり、いわゆるテニス肘といわれるものであっても、損傷状態は多岐にわたります。

本症例は卓球の愛好家で、以前から症状（痛み・卓球時の肘周囲の痛み・圧痛・ビンやペットボトルを開けると痛む）などがあり、他院で治療したこともある。なかなか症状改善せず、経過を見ていた。
しかし、卓球（サーブかスパイク）のフォームを変えたら肘へのインパクトが大きく、症状が増悪し当院を来院（VAS　10）。

鑑別診断　トムゼンテストにて陽性。しかし人差し指・小指を伸ばさせ抵抗負荷をかけても痛みを誘発するので、前腕伸筋群の広範囲に損傷してることを示す。
また外側上顆部に非常に強い圧痛があるので、重度のダメージであると本人に伝えました。

当院は接骨（柔整・西洋医学系）と鍼灸（東洋医学）の二つの顔を持ちます。
症状が重い時は積極的な治療は柔整には難しいので、鍼灸にて積極的（オフェンシブ）な治療をします。抜針後、柔整の真骨頂である包帯固定（ディフェンシブな治療）を施術します。

鍼灸※にて症状がかなり（VAS2～3に）減少したので、ポイントを絞り皮内針を最も痛いところに施術。

もともと、姿勢・フォームが良い方でないようなので、背中と肩甲帯（肩関節と肩甲骨）と上腕部と肘との運動連鎖を説明して少しでも良いフォームに変えるように指導。

今日もどこかの体育館で『チョレイーーーー』と張本選手のように雄たけびを挙げているだろう。（これは冗談です）

※本患者に鍼灸は3回施術（症状・個人差も大きい）。
運動全般好きですが、やはり卓球の専門ではいので細かいところは専門のテクニカルコーチにお願いするところです。